村上鉄太郎

MURAKAMI Tetutaro

生年月
1899・12・23
没年月
1973・8・24
プロフィール

東京市浅草生まれ。父は浅草演劇界を仕切る親方衆であった。跡継ぎになることよりも画家を志し、太平洋画会美術研究所に通う。その美術的才能を生かし、浅草演劇界にて松竹座(後の浅草国際劇場)などの舞台美術で活躍し、画家との二足の草鞋を履く道を選んだ。白日会や日展に出品。白日会会員となり事務職として運営に尽力し、葬儀は初の白日会葬で執り行われた。白日会会員、日本水彩画会会員、日展委嘱。
受賞歴

白日会第6回白日賞、第40回中沢賞、第6回、9回、23回会員推挙 / 1967年日展委嘱
主な作品

舞台美術 / 『大菩薩峠』エノケンの『らくだの馬さん』『法界坊』、松竹少女歌劇団(SKD)レビュー・東京踊り 
絵画 / 「鱒の静物」「訪春」「雪どけの川」「河岸」「晴れた日」「窓ぎわ」「山手雪景」「残雪」